- あいぎょう
- I
あいぎょう【愛敬】〔中世後期以降「あいきょう」とも〕(1)愛し敬うこと。 敬愛。 あいけい。
「衆人~浅からずして万事心に叶ふべし/万民徳用」
(2)容姿や物言いなどがかわいらしく魅力的なこと。「わが顔にもうつりくるやうに~は匂ひちりて/源氏(野分)」
(3)相手への優しい思いやりがあること。「聞きにくからず, ~ありて/徒然 1」
(4)夫婦の結びつき。 夫妻の和合。「げに, ~のはじめは日えりして聞し召すべき事にこそ/源氏(葵)」
(5)なまめかしさ。 媚(コビ)。 媚態(ビタイ)。II「その縄手には~こぼすな/田植草紙」
あいぎょう【愛楽】(1)〔仏〕(仏法などを)願い求めること。(2)愛し好むこと。「人に~せられずして衆にまじはるは恥なり/徒然 134」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.